― 「なぜ私はこうなるのか」が見えてくる ―
ここまでのプロセスで、
・出来事を書き出し
・感情に再びつながり
・意味を見出し
・解釈を書き換えてきました。
その積み重ねの先にあるのが、
「自己理解」です。
■ 自己理解とは何か
自己理解とは、
自分の“無意識のパターン”と“本音”に気づくこと
です。
私たちは普段、
自分で選んでいるようでいて、
実は同じ反応・同じ選択を繰り返しています。
・なぜか同じような人間関係で苦しくなる
・同じ場面で我慢してしまう
・本当は嫌なのに断れない
これらはすべて、
あなたの中にある“パターン”です。
■ パターンは「悪いもの」ではない
ここで大切なのは、
パターン=ダメなものではない
ということです。
それは、
・過去に自分を守るために身につけた反応
・その時の環境で最善だった選択
つまり、
あなたを守ってきた“生存戦略”でもあります。
■ 自己理解で見る3つのポイント
ここでは、次の3つに注目してみてください。
① 行動パターン
どんな場面で、どんな行動をとりやすいか
例:
・頼まれると断れない
・空気を読みすぎる
・相手を優先してしまう
② 感情パターン
どんな時に、どんな感情が出やすいか
例:
・否定されると強く傷つく
・無視されると不安になる
・期待に応えられないと罪悪感が出る
③ 思考パターン(信念)
自分や世界に対して、どんな前提を持っているか
例:
・私は価値がない
・人は信用できない
・頑張らないと愛されない
■ 本音に気づくということ
自己理解のもうひとつの軸は、
本音に気づくことです。
これまでのあなたは、
・空気を読んで
・相手を優先して
・波風を立てないようにして
本音を後回しにしてきたかもしれません。
でも実際には、
ちゃんと「どうしたいか」は内側にあります。
■ 本音に気づくための問い
- 本当はどうしたかった?
- 本当は嫌だったことは?
- 我慢しなくていいなら、どうする?
こうした問いを通して、
少しずつ本音を取り戻していきます。
■ 自己理解で起こる変化
自分のパターンと本音が見えてくると、
・同じことが起きても、反応を選べるようになる
・「なんでこうなるのか」がわかる安心感が生まれる
・自分を責める回数が減る
そして、
「私はこういう人なんだ」
という“自分の輪郭”がはっきりしてきます。
■ 自己理解は「変えるため」ではない
ここでひとつ大切なことがあります。
自己理解は、無理に自分を変えるためのものではない
ということです。
まずは、
そのままの自分を知ること
それが、すべての土台になります。
■ まとめ
自己理解とは、
「自分のパターンと本音に気づくこと」。
それは、
無意識に生きていた自分を、
意識的に選べる状態にしていくプロセスです。



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